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振袖の意味とは?求愛?舞踊?女性社会進出の陰には振袖?@四万十店

 

あかねさす

紫野行き標野行き

野守は見ずや

君が袖振る

 

万葉集でももっとも有名な和歌とも言うべき

額田王ぬかたのおおきみの詠んだ歌ですが、君が袖振る

この意味から振袖のルーツをうかがい知ることができます。

 

万葉集の時代から続く「袖」の文化

 

万葉集が編纂されたのは奈良時代ですが、当時は

袖を振るという行為がただ手を振っている

というだけではなく、求愛のサインでした。

 

つまり、現代に直すならば

投げキッスでしょうか?笑

 

それを踏まえて上の和歌を現代風にいうと、

「そんな往来で投げキッスをしたら

警備員さんに関係がバレちゃうじゃない!」

というような甘酸っぱい(?)ような意味になります。

 

また結婚前の女性は顔をむやみに見せるものではないため、

扇子で顔を隠して御簾みすの向こうで人と会うものであったために

ハンドサインとして袖を振るという文化があったのでしょう。

 

袖を前後に振ることでNO

袖を左右に振るとYES

というのもこのあたりからの流れで、

今でも使われる「告白してフラれる」

これが語源になっているんですね。

 

 

たかが袖、されど袖。

 

現代まで残る「袖」の文化ですが、

いくら袖を振るのが求愛だといっても

あんなに長い必要ある?と思いますよね。

 

実は袖が長くなったのはまたその後で、

「舞踊で見せるようになってから」です。

 

踊る時に袖が長い方が綺麗で優雅に見えますよね。

つまり、見栄えからきているので

振袖は着飾って綺麗に見せるものという

本筋はブレずに現在まで伝わっている

ということができますね。

 

振袖選びをしているお嬢様やお母さまが

すごく楽しそうにわくわくしながら選ばれるのは

振袖が綺麗という感覚が古くからの「袖」の

文化によって日本人のDNAに刻まれているから

かもしれないですね。

 

 

振袖は未婚女性の第一礼装。

 

これはもう有名ですね。

振袖は正装なので成人式だけではなく

結婚式、結納、初もうでなど

どんな場面でも着ていける格好です。

詳しくはこちら

結婚したらいつまでも長い袖でいるわけにいけないので

袖を留める=留袖が既婚女性の礼装となります。

つまり、綺麗な振袖を着られる今だからこそ、

思いっきり可愛く豪華なお振袖を

選んで着られるといいかと思います!

 

 

振袖は女性の社会進出の証!!

 

 

奈良時代の額田王の時代、女性は御簾の向こうで

扇子で顔を隠して人とも会わずに暮らしていましたが、

袖が長くなる頃には舞踊で魅力を

アピールするようになっていました。

 

そして、現在は色も柄も華やかになったお振袖は

社会における女性の地位向上の証ともとれますね。

 

振袖は確かに成人式で着るものという印象が強いですが

その流れを知ると、よりお振袖を着る意味が分かりますね。

家の中から舞台上へ、そして社会で活躍という女性の

地位向上の背景には思いと歴史のこもった振袖があるのかもしれません。

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