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振袖の保管やお手入れの方法について

たとう紙

こんにちは!紀久屋です。

お嬢様の成人式のために振袖をご購入された方、これからご購入予定のある方は、振袖の保管方法や、お手入れの方法も気になるのではないでしょうか。

今回は、ご自宅での振袖の保管方法やお手入れについて詳しくお伝えいたします。

振袖や帯は、適切に保管やお手入れを行うことで、きれいな状態のまま長持ちさせることができます。

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振袖の保管方法

桐たんすや桐収納箱・専用収納ケースなど

ご購入された「振袖一式」は、段ボール箱などに入れっぱなしにせず、適切な保管場所をご用意ください。

振袖や帯は、「湿気」が一番の大敵となります。

振袖を保管する場所には、風通しの良い(湿気がこもりにくい)部屋を選びます。

振袖の収納場所として、「桐たんす」や「桐箱」がおすすめです。

桐材には、湿気がこもりにくく(調湿作用)、虫を寄せ付けにくいという特徴があります。

ご自宅に着物専用の桐たんすがある場合には、振袖一式の保管場所として最適です。

最近は、洋室に置いても違和感のないシンプル・モダンなデザインの桐たんすもあります。

振袖一式を保管するだけなので、桐たんすを用意するほどでもない…という場合には、たんすよりもコンパクトな「桐製の収納箱」もおすすめです。

小さく折り畳むとシワの原因になりますので、たとう紙に入れた振袖がそのまま入るサイズの収納箱をご用意ください。

または、通気性や防虫機能を備えた「着物専用収納ケース」を利用することもできます。

着用までの保管方法

前撮りや式典当日まで、長期間ご自宅で保管される場合には、きちんと畳んだ状態でたとう紙に入れ、桐たんすなどにしまいます。

仕立て上がった振袖には「しつけ糸」がついた状態になっています。

振袖の型崩れを防ぐために、着用日が近づくまでしつけ糸はそのままにしておいてください。

前撮りの日までには、しつけ糸をはずしておきます。

しつけ糸の取り扱いについては、以下の記事を参考になさってください。

振袖の「しつけ糸」について – 【紀久屋】振袖レンタル・購入・前撮り撮影-岡山・倉敷・津山・四万十

ご不明な点がありましたら、お気軽に紀久屋スタッフにお問い合わせください。

着用後のお手入れ

風通し(陰干し)中の振袖

必ず「風通し(陰干し)」をする

前撮りや式典など、振袖を着用したら、脱いでからすぐに畳まずに「風通し」を行います。

専用の着物ハンガーに振袖をかけて、風通しの良い場所に吊るしておきましょう。

・しみ込んだ湿気を飛ばす

・重みでシワを取る

・シミや汚れのチェック

一日着用した振袖は湿気をたっぷり吸いこんでいます。丸一日程度「陰干し」をすることで、湿気を飛ばしカビや臭いの発生を防ぎます。

着用の際のシワも、振袖自体の重みで自然にとれやすくなります。

長期間吊るしっぱなしにすると、型崩れの原因になりますので、風通しが済んだらすみやかに畳んで収納しましょう。

吊るした状態の振袖は全体がよく見えますので、表裏をくまなくチェックして、汚れやシミがついていないかも確認してください。

もし、シミや汚れを見つけた場合には、専門のクリーニングやシミ抜きが必要となります。拭いたり濡らしたりせずに、なるべく早めに紀久屋にお持ちください。

振袖のたたみ方

畳み中の振袖

振袖や長襦袢には、決まった「たたみ方」があります。

きちんとたたんでおかないと、不自然なシワや折り目がついてしまいますので、必ず正しい「たたみ方」にしてください。

なお、振袖と長襦袢はそれぞれたたみ方が異なりますので、ご注意ください。

着用やお手入れの度にたたむ必要がありますので、何度か練習して、「たたみ方」を覚えておくのがおすすめです。

以下の記事に画像つきで詳しく解説しておりますので、ぜひご参考になさってください。

振袖の畳み方@紀久屋倉敷店 – 【紀久屋】振袖レンタル・購入・前撮り撮影-岡山・倉敷・津山・四万十

定期的なお手入れ

きれいに畳まれた振袖

ご自宅で保管している振袖は、一年に2~3回程度、収納場所から出して「虫干し・風通し」をしてください。

やり方は、着用後と同じです。着物ハンガーにかけて風通しの良い場所につるします。

虫干し・風通しをすることで、カビや虫食いなどの予防と、シミや汚れのチェックができます。

虫干し・風通しは、一年のうちでも湿度が低めの季節を選んで行います。

一般的には、空気が乾燥する2月頃、梅雨明け後の8月頃、秋が深まってきた11月頃が「虫干し」に向くシーズンとされています。

2日以上晴れが続いた日を選び、一日のうちでも湿度が低くなる午前10時頃~午後2時ごろに行います。

とはいえ、現代の忙しい日常生活において、なかなか「虫干し」のための時間を取るのも難しくなっています。

わざわざ振袖を出して吊るす余裕がなかなかない…という場合には、からっと晴れが続いた日に桐たんすの引き出しを開けておくだけでも効果があります。

無理のない範囲で、実践してみてください。

長期間保管される場合には、時々、たとう紙から出してみることで、シミや汚れなどをチェックすることができます。

いかがでしたか?

「ご家族の宝物」である大切な振袖は、いつまでもきれいに長持ちさせたいですよね。

ご購入された振袖は、成人式の後にも、卒業式や結婚式、毎年のお正月など着用できる機会がたくさんあります。

黄緑色の振袖を着た女性

もし、着用の際に汚れやシミがついてしまった場合にも、クリーニングやシミ抜きなどのご相談を紀久屋で承っております。

上質な振袖や帯は、適切に保管・お手入れをすることで、お嬢様の次の世代にも受け継いでいくことができます。 振袖や帯の保管・お手入れの方法について、ご心配なことやご不明点がございましたら、いつでもお気軽に紀久屋スタッフにお問い合わせください。