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ママ振コーディネートのすすめ

『ママ振』という言葉をご存知でしょうか?

お母様が成人式でお召しになったお振袖をお嬢様がお召しになることを、紀久屋では『ママ振』と呼んでおります。

今回の倉敷店ブログでは、ママ振についてお伝えしたいと思います。

 

実は「お母様・お姉様が着た振袖を着回ししたい」という着回しのご相談が、ここ数年で増えてきているんです。

倉敷店にてお世話をさせていただいた今年ご成人のお嬢様方の中でも、およそ20%の方が着回し(ママ振・姉振)でご成約されています。

 

「ママ振って、私の着た振袖を着せれば終わりなんでしょう?」

「振袖を持っているから、成人式の準備はまだまだ先でいいよね」

「振袖はあるけど、娘が私の振袖は好きじゃないって言うんです」

ママ振をお考えのお母様方からは、こんなお声も度々耳にしてきました。

 

お祖母様からお母様へ、お母様からお嬢様へ……と、着物に込められた想いと一緒に受け継いでいけるのが、着物の素晴らしいところです。

しかし、着る方によってはあまり似合わなかったり、好みが違ったりもしますよね。

お母様のお振袖と、お嬢様の着たいお振袖のイメージが異なっている場合だってあります。

そんなお二人の願いをどちらとも叶えられるのが、ママ振コーディネートなんです!

 

ママ振の醍醐味は「コーディネート」にあり!

ママ振

こちらの画像をご覧ください。

同じ振袖でも、帯や小物・髪飾りを変えるだけで雰囲気が全く違いますね!

 

紀久屋にてママ振をされるお客様で最も多いのは、帯・帯締・帯揚・重ね衿・半衿を変えてのアレンジです。

最近の帯は昔の帯と比べて長く柔らかくなっているため多様な帯結びが可能ですし、帯周りやお顔周りの小物の色を変えるだけでも、印象をガラッと変えることができます。

 

その他には、草履バッグ・ショール・髪飾りなどを皆さま新しく変えて、アレンジを楽しんでいらっしゃいます。

その中でも特に注意していただきたいのが、お草履です。

草履は一見すると劣化が分かりにくいですが、長期間保管している間に湿気を吸ってしまっている場合があります。

今年も、「見た目がきれいだから」とお母様のお草履をそのまま使うことにしたけれど、成人式当日に履いて歩いていると朽ちてボロボロになってしまい、慌ててお店に駆け込んでこられたお嬢様もいらっしゃいました。

そんなことにならない為にも、お草履は特に注意して見ておきたいですね。

 

また、お嬢様の方がお母様よりかなり背がお高い・腕が長い等の寸法面での理由で、ママ振を諦めている方もいらっしゃるかもしれません。

「それでもこの振袖を着たい・着てもらいたい!」というお嬢様とお母様の願いを叶えることもできます。それが、洗い張りとお仕立て直しをする方法です。

 

振袖は縫い目を一度解いて、お嬢様の寸法に合わせて再び仕立て直すことができます。

もちろん振袖によっては、どうしても反物の幅が足りず、泣く泣くご購入やレンタルを選択なさる方もいらっしゃいますが、いずれの場合もお客様の納得のゆくまでご対応させて頂きますのでご安心くださいませ。

 

そして今回、ママ振を考えていらっしゃるお母様・お嬢様にとってもお得なニュースがございます!

 

紀久屋倉敷店では、2019124()128()の期間に「きものクリニックキャンペーン」を実施いたします!

この期間は着物のお手入れの職人が来店しているので、もしお振袖にシミ・汚れがあった場合のシミ抜きのお見積りや、洗い張り・仕立て直し等のご相談やお見積りも、その場で・無料で受け付けております。

振袖コーディネートアドバイザーの先生も来店されていますので、小物合わせだって出来ちゃいますよ!

ご来店の際は、お振袖一式を忘れずにご持参くださいね。

せっかくの思い出の詰まったお振袖。お嬢様に素敵に着こなしてもらって、また次の世代へと受け継いでいきたいですね。

 

もっとママ振コーディネートについて知りたい方は、「リ・スタイル」「小物コーディネート」のページもチェックしてみてくださいね。

「リ・スタイル」では専属モデル・NAGISAちゃんのママ振コーディネートを、「小物コーディネート」では振袖の色別でコーディネート例をいくつかご紹介しています。

お嬢様の「こんな着こなしがしてみたい!」というイメージを掴む参考になればと思います。

 

同じ振袖でも、合わせる小物次第で大人っぽくも可愛らしくも演出できます。お嬢様の理想の振袖姿を、お母様のお振袖を使って素敵にコーディネートしてみませんか?

 

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