ご来店予約 アクセス

スタッフブログ

令和5年(2023年)に成人式を控えた高校三年生の方へ@四万十店

2023年度、ご成人式をお迎えになられる、
高校3年生の皆様、本当におめでとうございます。

今回は、『成人式』について少しお話しさせていただきたいと思います。
成人式は二十歳になったら出席するというもので、成人式の意味を考えた事がある方はあまりいらっしゃらないかもしれません。二十歳という節目で身が引き締まるような気分を味わう方は多いかもしれませんが、成人式の由来を知って、もっと意義のある成人式にのぞんでみてはいかがでしょうか?

『成人式は、昔からある成人の儀礼が起源』
日本には、昔から成人を祝う通過儀礼がありました。
男子では「元服」や「褌祝」、女子は「裳着(もぎ)」や「結髪」といったものがそうです。
元服は、奈良時代から行われてきた男子の成人儀礼です。数え年の1216歳の男子が氏神の前で大人の服装に改め、子供の髪型を大人の髪型に結い直して冠をつけることから、初冠とも呼ばれます。
これと同様に、貴族の女子が行ったのが裳着です。裳着は、平安時代から行われた女子(12歳~16)の成人の儀式で、成人した女子に初めて裳を着せたもの。

『ルーツ』
成人式は、第二次世界大戦後の1946年に埼玉県で行われた「青年祭」がルーツになっていると言われておりまして、この祭りは戦争に負けて誰もが気持ちが落ち込んでいる時に、未来を担う若者たちに希望を持ってもらう為に、埼玉県蕨町の青年団により企画され行われたものでした。これが、のちに全国に広まって今日の成人式となりました。

 『成人式に女子が振袖を着るのはなぜ?』
日本においての民族衣装は着物ですが、同じ着物でも年齢や立場によって形が違います。
そういった中で、振袖は未婚の女性の正装とされています。つまり、日本の未婚女性が身に着ける第一の正装が振袖なのです。そのため、人生の通過儀礼のひとつである成人式で振袖を着るようになったと考えられます。
また、袖を振る仕草は厄払いや清めの儀式に通じるため、結婚式や成人式に振袖を着ることは、人生の門出において身を清めるという意味合いもあります。

 

『振袖の誕生』
振袖と呼ばれている着物が誕生したのは江戸時代なのですが、なぜ袖が長いのかは諸説ありますが、舞台で舞踊を披露する際に美しく見えるからという説があります。

『未婚の女性が着るようになったのは、明治時代になってから』
この振袖が未婚の女性の正装として定着したのは明治時代以降で、袖が長いため動きづらく、普段着として活用されることはありませんでした。

 

『振袖にこめられた求愛のメッセージ』
江戸時代には、踊り子たちが袖を振る事で愛情を表現したといいます。
ここから一般の女性にも袖を振るという仕草が広まったと言います。
男性から愛の告白をされた時に、自分も好きだという気持ちを伝えるのに袂(たもと)を左右に、嫌いと伝える時には袂を前後に振ったと言います。

恋愛関係の『振る』『振られる』というのは、ここから来ていると言われています。
既に結婚している女性は袖を振る必要がない為、袖の丈を短く詰めた「留袖」を着用するのだそうです。

 
成人式の由来と、衣装の由来についてお話ししてきましたがいかがでしたでしょうか?
ちょっとした知識を持っていると、振袖を選ぶ際や、式に参加するにあたってより楽しくなると思います。

成人式という素晴らしい儀式に、素敵な振袖を着て参加しましょう。

・・・・・・・・・・・・・・*・・・・・*・・・・・*

紀久屋は創業43年のお振袖を扱う呉服専門店!

四万十店は地元に愛される呉服店として今年14周年を迎えます。

高知県中部・西部エリア、愛媛県中予・南予エリアまで多地域の方に向けて

最新のお振袖情報をお届けしております!

お店は四万十市にありますが、各地でイベントを定期的に行っておりますので

まずはお気軽にお問い合わせください!!

・・・*・・・・・・・・*・・・・・・・・・・・*・・・