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振袖の柄・込められた想い@四万十店

たくさんの着物屋さんから、お家に届く振袖のパンフレットですが、
もうそろそろかな・・と開いてご覧になられるとき
皆さまは何を基準に見ていますか?

価格模様 とだいたいこの3つを見られているのではないかとおもいます。

その中の価格はもちろんですが、好きな色や好みな柄を踏まえた上で
お気に入りの一枚を選びたいですよね。

未婚女性の第一礼装である振袖は、和装の中でも特に古代からの
伝統的な文様が多く使われていますが、
実はその文様ひとつひとつに意味や願いが込められていて
パンフレットなどにもよく記載されている「古典柄」というのは
昔ながらの伝統的な柄 ということになります。

文様の意味をしっかりと理解した上で、お振袖選びを始めると
楽しさも倍増間違いなしです!
本日はよく使われている代表的な文様を紹介します。

●御所車(ごしょぐるま)

御所車とは牛車のことです。平安時代、貴族が乗っていたと言われています。
四季の草花や流水と合わせていて表現されていて、その華やかな風情から
婚礼衣装や振袖など、晴れ着の着物に描かれる高貴な柄です。

●貝桶(かいおけ)

平安時代から伝わる日本の遊びに≪貝合わせ≫という貴族の遊びがあり、
その貝殻を入れていた桶のことです。
二個一対の貝の形から夫婦和合の意味を持ち、夫婦円満の象徴です。
ちなみに貝桶は明治維新までは嫁入り道具のひとつでした。

●手毬(てまり)

丸い愛らしい形で王道の人気柄でもある柄です。
女性らしさ、可愛らしさを象徴していて、
お宮参りなどのお着物の柄にもよく使われている柄です。
その丸い形から
≪万事すべてまるくおさまりますように≫
≪心配ごとが全て丸く収まりますように≫
という願いが
込められていて大人がこどもの成長を願う意味があります。

●熨斗(のし)

熨斗とは皆様もご存知の通り、贈答品などに添える飾り物ですね。
長寿を表す縁起物として古くから縁起ものとされてきました。
大胆で伸びやかな動きのある構図として振袖一面を美しく飾る柄として
今でも大変人気な柄です。

いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したお柄はほんの一部ですが
お柄それぞれ意味がきちんと込められていますので、
意味を知って自分にふさわしい柄の振袖を選んで頂ければと思います。

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紀久屋は創業43年のお振袖を扱う呉服専門店!

四万十店は地元に愛される呉服店として今年14周年を迎えます。

高知県中部・西部エリア、愛媛県中予・南予エリアまで多地域の方に向けて

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